Q.E.D.進学塾の小学5年生のFちゃんは、算数の時間に中学入試総まとめ『フラッグ』を学習しています。
今ちょうど第4章「倍数算(含む年齢算)・仕事算」を学習中です。
同書では、倍数算を3つのパターンに分けて、それぞれ異なる解法の模範解答が掲載されています。
しかし、小学5年生にとっては、3パターンの差異を見つけることが容易ではありません。
そこで、塾長は、3つの解法を一本化して、3問とも同じ手法で解くことを教えました。
統一された解法は、模範解答よりもいくぶん計算量が増えます。
それでも、「解法を3つのパターンに細分化して覚えるよりは、一本化したほうが児童の負担が小さい。」と考えた塾長は、テキストに掲載されている解法を教えないで、別解をひとつだけ教えたのです。
Fちゃんは、「(解き方を)3種類覚えるより1種類のほうがいいに決まっている。」と言って大賛成でした。
「1種類」にすることのメリットはもう1点あります。
3問をばらばらのやり方で解いた場合に比べて、ひとつの解法に対する演習量が3倍に増える点です。
Fちゃんが、反復演習の積み重ねによって、着実に解法を身に着けてくれることを、塾長は望んでいます。
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