2018-07-27

QED進学塾の教育理念・授業方針~QED日誌に連載記事(39)

QED進学塾の教育理念・授業方針についてQED日誌に連載記事を書きます。
今夜はその第39回目です。

テーマは中3生の受験勉強について。

公立中学校に通う中3生は、ほぼ全員が高校受験生です。
高校進学率が100%に限りなく近いからです。
つまり、公立の中3生は受験勉強から逃れることはできないのです。

1.中1・中2の履修内容に積み残しがない。
2.現在学習中の中3履修内容は、学校授業を聞くだけで8割以上覚えられる。
3.よって、その日の学校授業の復習に割くための家庭学習時間は、1日1時間にも満たない。
4.ゆえに、家庭学習時間のほとんどを入試対策問題に充当できる。

さて、上記の4行を読んで、「これは自分のことだ。」と自信を持って言える生徒は、果たして何パーセントいるでしょうか。
そう言えるのは3%程度、相対評価10段階評定なら「10」の生徒だけでしょう。

では、残りの97%の生徒は?

(1)中1・中2の履修内容において各自の抱えている穴を日々修復(復習)しながら、
(2)中3の履修内容においても、その日の学校授業の復習を1日2時間は家庭学習する必要があり、
 (なぜなら、そうしないと新たな積み残しが毎日多発してしまうから)
(3)そして(1)(2)の復習の時間を引いた、残り僅かな家庭学習時間で入試対策問題にも取り組まなければならない。

このような事態に追い込まれてしまうのが97%の生徒なのです。
そんな難題が解決できるとはとても思えません。
どう見ても無理難題です。

しかし、そこを何とかするのが塾です。

「何とかする。」と言っても時間には限りがあります。
だから、(1)(2)(3)を教科書どおりに、習った順番どおりに学習することは、物理的に不可能です。

つまり、「順番通りに学習してはいけない。」が正解なのです。
よって、多くの事項を同時並行で学習するより他に方策がないのです。

ではどうやって「同時並行学習」を行えばよいのか、それが問題です。

その問題の解決策は、明日からの連載記事にて。
英語と数学の2教科について、具体的に書き記します。

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