QED進学塾の教育理念・授業方針についてQED日誌に連載記事を書きます。
今夜はその第38回目です。
テーマは中2理科「電流・電圧」(その4)です。
昨日のQED日誌記事の続きです。
3.さらに速く簡単に解くために公式を覚える。
4.3.を利用して入試レベルの問題が解ける。
今日のお話は一昨日の記事に書いた3.4.についてです。
【コンセント】
家庭用電源(コンセント)は並列つなぎで、日本全国100V。
(当塾では200Vのエアコンを使用していますが、ここではそのような例外には触れません。)
【表1】
直列つなぎ 並列つなぎ
電圧[V] い+ あ=
=
電流[A] う= い+
×
抵抗[Ω] え+ お※
「あいうえお」は書き順です。
※ 1/Ω0 = 1/Ω1 + 1/Ω2
(Ω0は合成抵抗、 Ω1 と/Ω2は各抵抗。)
【表2】
( )[V]
=
( )[A]
×
( )[Ω]
【覚え方】
まずは、上記の【コンセント】を覚えます。
そうすれば、「並列は電圧が等しい。」が分かります。
すると、【表1】の「あ」が何故「=」になるのか分かります。
次は、「=と+は変わりばんこ。」と覚えます。
そうすれば、「い」が「+」であることが分かります。
「う」と「え」も芋づる式に分かります。
「お※」の式だけが特殊です。
順番通りなら「=」で終わるところですが、さらに「+」が続きます。
1/Ω0 = 1/Ω1 + 1/Ω2 です。
【覚え方終わり】
【使い方】
回路図の各抵抗と電源装置のひとつひとつに【表2】を書き込みます。
次に、問題文を読み、最初から分かっている数字を( )に書き込みます。・・・(1)
そして【表1】の「=」になっている場所の数字を( )に書き込みます。・・・(2)
ここでは計算不要です。
さらに【表1】の「+」になっている場所の数字を( )に書き込みます。・・・(3-1)
ここでは足し算(あるいはその逆算の引き算)が必要です。
同時に【表2】どおりに計算した数字を( )に書き込みます。・・・(3-2)
ここでは掛け算(あるいはその逆算の割り算)が必要です。
(1)(2)(3)の順に数字を( )に書き込んでいくと、
やがてすべての( )が数字で埋まります。
数字が埋まったら、たしかめ算・・・(4)です。
(3-1)の足し算・引き算で計算した数字は、(3-2)の掛け算・割り算が、
(3-2)の掛け算・割り算で計算した数字は、(3-1)の掛け算・割り算が、
それぞれたしかめ算に使えます。
また、合成抵抗を求める式もたしかめ算によく利用できます。
ここまでやれば書き込んだ数字は100%合っています。
あとは、( )を埋め尽くした数字のうちの「どの数字を回答欄に書くか」を考えるだけです。
もう一度問題文をよく読んで、問われている数字の書いてある( )の場所を探すだけなのです。
【使い方終わり】
生徒は、上記の【覚え方】のとおりに覚え、【使い方】のとおりに演習を繰り返します。
その際に、数字を埋めた順番と、その数字の根拠を必ず記録します。
こうすることで、熟練度がみるみる上昇して行くのです。
十分な演習を積んで上達した生徒は、数字の順番と根拠を記録せずに入試問題の過去問を「速く解く」練習をします。
これができたら免許皆伝です。
お詫びと訂正。
2018年7月27日。
(誤)QED進学塾の教育理念・授業方針~QED日誌に連載記事(35)
(正)QED進学塾の教育理念・授業方針~QED日誌に連載記事(38)
タイトルに上記のような誤りがありました。
お詫びして訂正します。
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