2011-06-16

Q.E.D.進学塾の国語~国語力はすべての教科の柱

Q.E.D.進学塾の国私立中学受験クラス(小5・小6)
昨日は保護者さまに授業参観していただきました。
おもな授業内容は日曜日に行われた全国公開模試のテスト反省でした。
科目は算数。
仕入れ値・定価・売り値・利益・・・
まずはこれらの用語を正しく理解すること、
言い換えれば「お店の仕組み」を学ぶところからです。
予備校のテレビコマーシャルの中に
「数式は計算ではなく言語である」
というセリフがありますがそれを引用して
「まずはお店を【言葉】で理解しよう(^o^)丿」
と言いました。
算数でも理科でも社会でも教科を問わず柱となるのは国語力です。
言語を抜きにして思考することはできないのですから。
こんな記事を見つけました。
『国語学ぶ理由 国語力の有無で他の教科の理解力が変わるから』

(以降この文章中からの書き抜きは『』にて表示)
『横道に逸れる』『一つの言葉から世界を広げていく』
昨日の高校受験クラス(中3)の国語の授業での
漢字の読みの一問に「潜む(ひそむ」がありました。
すぐにイメージしたのは潜水艦。
深海に「潜っ」て敵に見つからないように「潜ん」で「潜航する」からです。
空母の造船には莫大な費用が掛かる。
潜水艦はそれと比較にならないほどコストが安い。
しかし潜水艦の空母に対する抑止力は大きい。
だから潜水艦は専守防衛を掲げる日本に打ってつけなのではないか。
話は日本国憲法におよび、もはや社会科(公民)の授業です(笑)
『暗記で得た知識は受験が終われば役目を終える』
『興味、好奇心から得たものは一生の財産』
私は暗記を否定しません。
むしろ奨励しています。
暗記は受験に役立つから?
いいえそれだけではありません。
暗記は思考の貴重な材料となるからです。
たとえば「3.14×3=9.42」を暗記したとします。
受験の役に立ちます。
しかしそれで終わってほしくないのです。
覚えたことを使って夜ふとんの中ででも
「14×3=7×6=42 なるほどこれが反比例(積が一定)なのか!」
と気づいてくれれば120点です。
「暗記は思考の材料」と言ったのはこういうことなのです。
子曰く、学びて思わざれば罔(くら)し、思いて学ばざれば殆(あやう)し【論語】
読書にのみふけって思索を怠ると、知識が身につかない。思策にのみふけって読書を怠ると、独善的になる。
「覚える」こと。
覚えたことを使って「考える」こと。
どちらも大切で学問の両輪だと思います。

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