Q.E.D.進学塾の小学6年生は、中学入試対策問題集『フラッグ』を毎日学習しています。
昨夜は、算数の文章題(面積算)1問の授業解説に40分を要しました。
児童の理解の及ばない事項が、その1問の中に多数あったためです。
そこで、塾長は宿題を出しました。
塾長「明日の算数の時間に、黒板に出て説明してもらうから、おうちで練習して来てね。」
そして今夜。
児童の板書説明は、見事としか言いようのない素晴らしさでした。児童がこの問題を十二分に理解できた証左です。
この1問から児童が習得した知識・技能は、他の問題を解く際に大活躍することでしょう。それだけ応用範囲の広い問題だったのです。
しかしながら、今夜児童が板書説明した問題の類題が、入試本番で出題されたとしても、今夜と同様の解法で解ける保証はありません。
なぜなら、入試は時間との戦いだからです。
最初に40分かかった解法の習熟度を上げて、同じ解法で4倍速すなわち10分で解けるようになってもまだ不十分で、できれば5分で解いて欲しいと塾長は考えているのです。
その「5分」を目標に、塾長は明日の算数の時間に別解を教えるつもりです。
たった1問を火曜日に40分かけて塾長が授業解説、同じ問題を水曜日に児童が板書説明、さらに木曜日に同問題の別解を授業説明・・・
たった1問に3日を投じてまでも、学ぶ価値のあるこの1問なのです。
児童が良問から多くを学んでほしいと塾長は常々考えています。
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