2019-03-30

QED進学塾の春期講習会~新学年への心構え

QED進学塾の春期講習会の前半戦(3月)が昨日終了しました。
週明けの月曜日からいよいよ後半戦(4月)が始まります。

4月になればどの塾生も「自分は進級した。」という意識を持ちます。
その機を逃してなるものかとばかり、毎年4月の初回授業に塾長は特別授業を実施します。

と言えばたいそうに聞こえますが、何ということはなく、「新学年への心構え」を塾生に強く持ってもらうための授業です。

中3数学を例にとりましょう。

塾長は、黒板に直線y=ax+bと放物線y=cx2とが異なる2点で交わる図を書きます。
その交点のx座標をx=α,y=β(α<β)とすると、y=c(α+β)x-cαβ。

塾長は、この証明をずらずらと板書するのです。

もちろん新中3生が2次関数を習っているはずもありませんから、1次関数で習った知識と既習の代数の知識のみを使っての証明です。

塾長の狙いは2つ。
1.塾生に「新学年の勉強は難しそうだ。」と思わせ、気を引き締めてもらいたいから。
2.塾生に「難しいけれども既習事項の上に新規事項を積み上げていけばできる。」と思わせ、学習意欲をかきたててほしいから。

そして、塾長は塾生に宣言します、高らかに。
「新学年の勉強は難しい。しかし地道に勉強すれば必ずできる。」

塾長は、このことを塾生に伝えたいだけなのです。

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