Q.E.D.進学塾の高校受験生は月曜日から金曜日まで週5で登塾しています。
塾で入試過去問を解く際には、試験時間や採点基準を厳格に守っています。
生徒は、この問題が〇だった、あの問題が×だった、得点が何点だった、こんなことに目が行きがちですが、それだけで済ましてしまっては過去問を解いた意味が半減です。
数学の2次方程式は、大きく分けて4つの解法があります。
解法1=レベル1、解法2=レベル2、解法3=レベル8、解法4=レベル10。
その4つの解法の難易度・所要時間をレベルで表したのが上記で、レベル2と3との間に大きな乖離があります。
どうしても解法3や4で解くしかない問題は致し方ないとしても、できれば解法1や2で解きたいところです。
一昨夜、解法1で解ける問題を解法4で解いていた生徒がいました。
正答でしたが、レベル1で済むところをわざわざレベル10で・・・
【解法1で解いた生徒A】
短時間で解ける。
余った時間を他の問題に投入できる。
計算が簡単。
正答率が上がる。
疲れない。
【解法4で解いた生徒B】
解くのに時間がかかる。
その分だけ他の問題にしわ寄せがいく。
計算が難しい。
正答率が下がる。
疲れる。
どちらの生徒も〇です。
その問題で得る得点はどちらも4点です。
しかし上記のように大きな差があります。
同じ丸でもその価値には優劣があるのです。
入試を突破するには価値の高い丸がほしいのです。
つまり生徒Aを目指さなくてはなりません。
どうすれば生徒Aになれるのか。
そのためには解法の識別法を正確に覚えておくのがいちばんの近道です。
まずは正しい知識を、次にその活用法を。
地道な努力を続けてほしいものです。
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