2017-12-10

Q.E.D.進学塾の高校受験生~丸の価値(2)

Q.E.D.進学塾の高校受験生は月曜日から金曜日まで週5で登塾しています。


昨夜の記事の続きです。

1.3年6回北辰テストの前日に『埼玉県 予想問題 数学大問1』解いた連立方程式の問題の解法は、加減法でxを消去するのが最も簡単であった。

2.しかし北辰テスト本番ではyを消去すべき問題が出題された。

3.それなのにその生徒はxを消去しようとした。

4.その結果、計算が難しくなり、その問題に長い時間を取られた挙句、得点にならなかった。

上記の例で分かることがあります。

同じ丸でも価値が違うということです。

(1)Aくんは加減法を細かく分けるとxを消去する解法とyを消去する方法があることを知っていて、その両方を調べて簡単なほうで解く習慣ができていた。

(2)Bくんは北辰テストの前日に「なんとなく」xを消去したらうまくいったので、北辰テストでも同様の解き方をしたら、実はそれが難しい解き方で、結果間違えた。

北辰テスト前日の連立方程式の学習で「丸」だった点はAくんもBくんも一緒です。

しかし、「丸」の内容が異なります。

Aくんの丸は最も確実な方法で解いての丸、Bくんの丸は「たまたま」うまくいった丸だったのです。

その差が北辰テスト本番で如実に表れたのです。

塾長は生徒に言いました。

「これが入試本番だったら大変なことだよね。」

もちろん塾長は生徒にAくんになるように言いました。

そして、そうなるための方法は「正しい解法を身に着けること」以外にないのです。

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