QED日誌の昨日の記事のつづきです。
「森を見る。」とは、過去問の全体像を俯瞰的に捉えることです。
Uくんの場合は、
1.英語と数学について、どの大問を得点源とするのか。
2.入試本番における英数の問題の解き順をどうするのか。
3.英数の各大問の時間配分をどのように割り振るのか。
4.得点源ではない大問について、一部だけでも得点する方法(部分点など)はないか。
以上の4つを戦略的に練り込んで行くことです。
第1回の入試対策授業(過去問学習)でUくんは、上記の1.2.を完遂しました。
これにて「森を見る。」の半分が完了した計算です。
たった1回の授業でここまでの進捗があったことは、大収穫と言えるでしょう。
これもひとえにUくんの授業準備が完璧だったおかげです。
大変よくがんばりました。
数学の入試問題でUくんが得点源と目論んでいるのは、大問1と大問4です。
一方、あまり得点が見込めないと思われるのは、大問3と大問5です。
よって、Uくんの数学の大問の解き順は、「1→4→2→3→5」と決まりました。
英語の入試問題についても数学と同様のアプローチを行った結果、
Uくんの英語の大問の解き順は、「1→4→2→3→5」に決定しました。
これは奇しくも数学と同順です。
Uくんは「分かりやすい!」と大喜びです。
まさに「望外の利」という言葉がぴったりでした。
翻って、上記の3.4.。
これらは、わずか1年分の過去問を解いただけでは決定することができません。
これから塾長は、Uくんが過去問を2年分→3年分と解き進めて行く過程において、徐々に作戦を固めて行く所存です。
Uくんの私立高校入試対策授業は全9回。
(月3回×3か月間=9回)
Uくんの希望によっては、この9回のうちの幾分かを公立高校入試対策授業に差し替えることがあるやもしれません。
その分だけ私立の勉強時間が削れるとしても、私立対策として「必要にして十分な」学習量は確保できます。
Uくんの入試当日までの限られた時間をフル活用して、得点力を最大限にさせたいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿