QED進学塾の授業見学を昨夜実施いたしました。
合わせて体験授業も行いました。
受講者はNくんで、英検対策授業を希望する小6生です。
小学生の英検受検は、通常5級からスタートします。
やはりNくんもそうでした。
これから同級の受検に向けた勉強をしていくわけですが、
その手始めとしてNくんは、フォニックスを学びました。
受かるためだけに勉強するのは勿体ない、塾長はそう考えています。
5級の合格証書を手にすることに意味がないとまでは言いませんが、
受検勉強を通して「英語の学び方」を身に着けてほしいのです。
合格だけを目標に勉強した子と、学び方を会得しながら勉強した子。
5級合格後の伸びが良いのは圧倒的に後者です。
つまり、後者は、その後スムーズに4級→3級とステップアップすることができます。
塾長の推奨する受検問題集は、旺文社の『7日間完成』シリーズのようなコンパクトにまとまった問題集です。
これを時間をかけて仕上げるのです。
決して突貫工事をしてはいけません。
「1週間で何とかしよう。」などと考えないことです。
たとえば、単語を一つ覚えるにしても「発音と綴りの相関性」を確認しながら丁寧に学んで行きます。
そのためにフォニックスを学びます。
たとえば、慣用表現を一つ覚えるにしても「なぜそうなるのか。」を確認しながら丁寧に学んで行きます。
How are you? → あなたはどのようにありますか。 → ごきげんいかがですか。
このようにして「仕組み」を学びます。
決して暗記ではないのです。
たとえば、英作文を一つ覚えるにしても、そこで用いられている英文法を確認しながら丁寧に学んで行きます。
そのために5文型を学びます。
このようにして、英検の受検を通して、英語の基礎を身に着けるとともに「英語の学び方」をも身に着けてほしい、塾長はそう考えているのです。
基礎から丁寧に学んだ子は、基礎固めができてからの学力の伸びが加速度的に増加します。
3か月後から急伸する子もいれば、半年後からの子もいて、そこは個人差があります。
合格に必要な最低限の時間(あるいは労力)をnとすると、そこをあえて2n、3nと過剰投資することによって、その投資が複利で爆発的に増えて行くのです。
結果的に、2n、3nが安い初期投資だったとのちに気づくことになるでしょう。
昨日の授業見学は、中2生3名の化学の時間でした。
Nくんのお母さまは、3名が大学入試問題を解いて正答する様子に驚いていました。
前述した「爆発的な学力の伸長」が机上の空論ではないことをご理解いただけたことと思います。
急がば回れ。
もしも学問に王道があるとするならば、回り道こそが王道ではないかと塾長は考えるのです。