2024-08-07

QED進学塾の高校受験生~夏は受験の天王山

QED日誌の昨日の記事のつづきです。

5教科で最も分厚い教科書は社会科です。
逆に、最も薄いのが数学です。
地理Ⅰ+歴史Ⅰ+地理Ⅱ+歴史Ⅱ+公民の5冊の合計の厚みは、数学1+数学2+数学3の3冊合計よりも倍以上あります。
これを問題集に換算しても同じことが言えます。
本の厚みは記憶量に比例します。
すなわち、覚えものの量が最も多い教科が社会科であり、最も少ない教科が数学なのです。

それでは、数学が最も簡単で社会科が最難関の教科かというとそんなことはなく、最も点数が取れる教科が社会科でその逆が数学、そんな生徒が多いのが現状です。
これはどうしてなのでしょうか。

その理由は、大きく分けて2通りあります。
ひとつは要求される記憶の精度が異なるから、そしてもうひとつは要求される活用力が段違いだからです。

たとえば、おおまかな歴史の流れを知っているだけで得点できる問題(北辰テストや公立高校入試問題)は多々あります。
社会科で最も苦手意識のある生徒の多い「記述式問題」にしても、要求されるキーワード4つのうち2つが書いてあれば、部分点が半分もらえます。
つまり、だいたい知っている、半分知っている、でも得点に結びつくのが社会科なのです。

つづく

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